「縮毛矯正をかけた後、ヘアカラーまで何日あけるのが正解なのか」という問いに対して、業界の標準的な安全基準とされているのが「最低でも中7日、理想的には14日(2週間)」のインターバルです。
縮毛矯正を施した直後の毛髪は、2剤によって一見固定されたように見えても、内部の化学結合が完全に安定していません。髪のpH(ペーハー)は弱酸性(pH4.5〜5.5の等電点)から一時的にアルカリ側に傾いており、空気中の酸素と触れ合いながらゆっくりと元の安定状態へと戻っていく「酸化の定着期間」が必要とされます。
このデリケートな期間中に間髪を入れずカラー剤を重ねてしまうと、キューティクルが剥離しやすくなり、毛髪内部のコルテックスからタンパク質や脂質が大量に流出します。これが縮毛矯正とカラーの併用で髪が痛む決定的な理由です。髪の体力を温存し、枝毛や切れ毛の発生率を最小限に抑えるためには、どんなに急ぎの予定があっても最低1週間、可能な限り2週間の休息期間を設けるのが賢明な判断といえます。