ネット上のコミュニティを調査すると、「背を低くしたい」と切望する若年層の生々しい声が目立ちます。知恵袋やSNS上では、170cmを超える女性から「集合写真で自分だけ頭一つ飛び出るのが恥ずかしい」「男性と並んだときの威圧感を消したい」「可愛いデザインの服が丈足らずになる」といった切実な悩みが投稿されています。中には「背を縮めるために毎日重いダンベルを担いでスクワットをしている」「意図的に猫背の姿勢を保つようにしている」といった痛々しい告白も見受けられます。
こうした自己流の身体改変に対し、医療機関の現場からは強い警告が発せられています。意図的な猫背の習慣化は、脊柱起立筋の筋力低下を招き、将来的な慢性腰痛や椎間板ヘルニア、頸椎症の引き金となります。一度定着した骨格の歪みは、単に見栄えを悪くするだけでなく、自律神経の乱れや呼吸機能の低下を招くなど、健康を著しく損なう結果に直結します。
対照的に、中高年層からは「久しぶりの健康診断で2cm以上縮んでいたが、自覚症状が何もない」という戸惑いの声が多く寄せられます。日本骨粗鬆症学会等の専門データによると、自覚痛を伴わないまま背骨が押し潰される「いつの間にか骨折」を経験している高齢者は推定数百万人規模にのぼります。「痛くないから単なる年のせいだろう」と過小評価することが、病状の悪化を招く主因となっています。