原稿用紙のルールを守るという行為は、単なる「お作法の暗記」ではありません。読み手に対する敬意であり、決められた枠組みの中で論理的に自己の思考を表現できるという「基礎的な知的能力の証明」でもあります。
特に小論文試験において、ルール違反による減点は、内容の良し悪しに関わらず確実に点数を削られる「最ももったいない失点」です。どれほど高尚な思想や鋭い分析が書かれていても、行頭に句読点があったり、数字の表記が混迷していたりするだけで、採点官には「基本のルールすら守れない雑な思考の持ち主」と映ってしまいます。
文章を書く際は、まず「型」を完全に体得すること。そして、書き終えた後に必ず「マス目の使い方に違反はないか」「禁則処理は正しく行われているか」をチェックする見直し時間を5分確保することが、確実に合格圏内へ滑り込むための決定的な分水嶺となります。