東京から新幹線で1時間足らず。北陸新幹線と上越新幹線が交わり、関越自動車道も走る高崎は、まさに東日本のクロスロードだ。しかし、これまでの駅周辺ホテルといえば「寝るためだけの機能性」に特化したものが主流だった。その常識を心地よく裏切ってくれたのがこのホテルだ。
ロビーに足を踏み入れると、天井高を活かした開放的なアプローチと、木の温もりを感じさせるモダンなインテリアが出迎えてくれる。街の喧騒は一瞬で遮断され、まるでプライベート邸宅に招かれたかのような錯覚を覚える。都市の真ん中にいながらにして、日常の重圧から解放される感覚。この落差こそが、多忙な現代人を惹きつけてやまない最大の罠かもしれない。