小泉家の家族構成を把握する上で欠かせないのが、父・小泉純一郎元首相と元妻・宮本佳代子さんの結婚と離婚の経緯です。二人は1978年に結婚し、同年に長男の孝太郎氏、1981年に次男の進次郎氏が誕生しました。しかし、名門政治家一族の厳格な掟や選挙区・横須賀の支援体制との軋轢などが重なり、1982年にわずか4年の婚姻生活で離婚が成立します。
この離婚協議の際、佳代子さんのお腹には新たな命が宿っていました。それが翌1983年に生まれた三男の佳長氏です。親権協議の結果、すでに物心がつき始めていた孝太郎氏と進次郎氏の親権は父親である純一郎氏側へ、そしてこれから生まれてくる三男の親権は母親である佳代子さん側へと分割されました。この決断が、のちに四半世紀に及ぶ「兄弟の別離」を生むことになります。
純一郎氏の実家では、純一郎氏の姉である道子氏が二人の母親代わりを務めました。進次郎氏は高校生になるまで「道子伯母こそが本当の母である」と信じて育ち、伯母が実母ではないと知らされた際には言葉を失うほどの衝撃を受けたといいます。一方の佳長氏は、父親の顔も兄たちの顔も知らぬまま、シングルマザーとして奮闘する佳代子さんの手ひとつで育て上げられました。