物語のクライマックスとなる第30X話周辺で、それまで約7年間にわたって描かれてきた「ドタバタ学園風刺ギャグ」の前提が根底から崩壊しました。発端となったのは、主人公の糸色望が担任を務める「2年へ組」の生徒たちが、ある孤島に集められ、不可解な儀式を行っている場面です。
明かされた衝撃の事実は、2年へ組の女子生徒全員が、過去に自殺未遂や重病で生死の境をさまよった経験を持つという点でした。彼女たちは全員、ある「ひとりの少女」から臓器提供(ドナー移植)を受けることで一命を取り留めていたのです。ギャグ描写として笑い飛ばしていた生徒たちの奇行やトラウマ、極端な性格の数々は、実は提供された臓器や生前のドナーの記憶に引っ張られていた結果であることが判明します。
ドタバタ劇の舞台だった学校そのものが、実は現世と異界の狭間のような空間であり、絶望先生こと糸色望は彼女たちを現実社会へ復帰させるための「リハビリ」を行っていたという構図が浮かび上がりました。