今回の改定で消費者が真っ先に突き当たる疑問は一つ。「結局、どのコースを選べば損をしないのか」という点に尽きる。看板の食べ放題は、価格帯ごとの役割分担がこれまで以上に明確になった。
主力となる「厳選牛と豚コース」は、日常の食事として手が届く価格ラインを死守した。一方で、肉質重視派を引きつける「黒毛和牛コース」は、霜降りのサシと赤身の旨味のバランスが一段階引き上げられている。もし大人がアルコールなしで純粋に肉の旨味を味わい尽くしたいなら、中途半端な妥協を排して上位コースを選ぶ方が、グラム単価と満足度の換算で確実に元が取れる設計だ。逆に、旬の採れたて野菜やサイドメニューを主役に据えたいファミリー層にとっては、スタンダードな豚しゃぶコースが極めて堅実な選択肢として光る。