ドラマや映画のキャスティングにおいても、大きな地殻変動が起きている。かつてのように「若いヒロインと、それを支える年上の脇役」というステレオタイプは崩壊しつつある。複雑な人間関係を抱えながらも、自らの足で立つ大人の女性を主人公にした作品が次々とヒットを記録しているのだ。
恋愛だけが人生のゴールではない。キャリアの壁、介護や子育てとの両立、あるいは新たな挑戦など、現代人が直面するリアルな葛藤を演じきる表現力は、キャリアを重ねた彼女たちだからこそ表現できる深みがある。脚本家たちも、彼女たちの実年齢やキャラクターに合わせた当て書きを行うケースが増えているという。