なぜこれほどの実力派浴場に、熱海駅前温泉浴場 閉業の噂が絶えないのでしょうか。取材班が過去の動向と現場環境を精査したところ、3つの明確な要因が浮かび上がってきました。
第1の要因は、ビルの外観と立地の特殊性です。浴場が入居する建物は昭和中期の風情を色濃く残しており、商業ビルの地下へと下る階段は日中でも薄暗く、一見すると営業しているのか判別しづらい構造になっています。看板の照明も控えめであるため、午前中に通りかかった観光客が「やっていない=潰れた」と早合点してSNSに投稿するケースが後を絶ちません。
第2の要因は、熱海駅前温泉浴場 営業時間が「14:00スタート」と遅めである点です。新幹線で午前中に熱海へ到着し、温泉街へ繰り出す前にひと風呂浴びようと訪れた旅行者が、閉ざされた扉を見て休業・廃業と勘違いしてしまう事態が頻発しています。
第3の要因として、設備のメンテナンスによる突発的な臨時休業が挙げられます。歴史ある源泉パイプの清掃や補修作業のため、予告なく数日間休館することがあり、タイミング悪く訪れたユーザーがGoogleマップ等に誤った休業情報を書き込んでしまうことが噂の火種となっていました。現場では番台のスタッフが気さくに迎え入れてくれ、日常の湯守仕事が粛々と営まれています。