初夏から梅雨にかけての時期、海水温の上昇と梅雨の雨水が山から運ぶ豊富なミネラルによって、沿岸部の植物プランクトンが爆発的に増殖します。これらを捕食する小魚や甲殻類が育ち、それを食べる魚たちの身肉には上質な脂とアミノ酸が急速に蓄積されます。
6月の旬の魚 一覧を俯瞰すると、青魚から高級白身魚、川魚まで極めて多彩なラインナップが揃っていることが分かります。特に産卵直前の栄養を蓄えた個体は「梅雨の荒食い」を経て、年間を通じて最高峰の食味に仕上がります。
市場関係者の間でも「梅雨イサキ 旬の脂は鯛をも凌駕する」「入梅鰯 脂の乗りはマグロのトロに匹敵する」と称されるほど、この時期の魚介類は別格の評価を受けています。