いぼの医療用語は疣贅!増殖の罠と皮膚科で行う最新治療の真実

いぼの医療用語は疣贅!増殖の罠と皮膚科で行う最新治療の真実

今注目を集めている いぼの医療用語は疣贅!増殖の罠と皮膚科で行う最新治療の真実について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

皮膚科のカルテに記載される「いぼ」の正式名称は、医学用語で疣贅(ゆうぜい)と表記されます。英語圏では「Verruca(ベルーカ)」または一般名として「Wart」と呼ばれ、皮膚や粘膜の上皮細胞が異常増殖した突起物の総称です。一般的にはどれも同じ「いぼ」に見えますが、臨床医学上はウイルスの関与が認められる「ウイルス性疣贅」と、紫外線や皮膚の老化現象に起因する「非ウイルス性の良性腫瘍」に厳格に分類されます。

なかでも警戒すべきはウイルス性疣贅です。「痛くも痒くもないから」と放置していると、ある日突然、周囲に2個、3個と増えている現象が起こります。これは、表皮のターンオーバーに伴ってウイルス粒子が角質層の表面へ押し上げられ、指先で触ったり爪切りで削ったりする刺激によって、周囲の健康な皮膚に微小な自傷(自家接種)を引き起こすためです。目に見えないミクロの傷からウイルスが次々と隣接細胞へ潜り込み、病変部が加速度的に拡大していきます。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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