噂の出所を追うと、必ず突き当たるのが事故物件公示サイト「大島てる」の存在だ。日本全国の心理的瑕疵物件をマップ上で可視化するこのサイトにおいて、大島てるのマップ上に立てられたピンが誤解を生む原因となった。施設そのものではなく、近隣の民家や周辺道路で起きた出来事が、地図の縮尺によってホテル敷地内と誤認された経緯がある。
また、疑問を持った利用者がYahoo!知恵袋に「過去に事件があったのか」「心霊現象が起きる部屋はあるか」と投稿し、それに尾ひれがついた回答が並ぶことで、検索エンジンのアルゴリズムが事故物件というキーワードを強く関連付けてしまった。匿名の書き込みが持つ拡散力が、無根拠な疑惑を固定化させた典型例といえる。