骨盤底筋は、骨盤の底でハンモックのように子宮や膀胱、直腸を支えている筋肉群です。日本女性骨盤底医学会などの報告によると、成人女性の3人に1人以上が軽度の尿もれを経験しており、その最大の引き金が出産や加齢、長時間のデスクワークに伴う骨盤底筋の緩みとされています。
この筋肉が緩むと、尿道を締める圧力が低下して「腹圧性尿失禁」が起きやすくなるだけでなく、支えを失った内臓が下がり、下腹部が突き出る「ぽっこりお腹」や姿勢の崩れを引き起こします。
自力で行う骨盤底筋体操(ケーゲル体操)も有効ですが、産婦人科や泌尿器科の現場取材では「初診患者の約6割から7割が、正しく骨盤底筋を収縮させられず、お腹や太ももに無駄な力が入っている」という実態が指摘されています。骨盤底筋トレーニンググッズを取り入れる最大の意義は、感覚の掴みにくいインナーマッスルに対して的確な刺激を与え、正しい収縮運動を物理的・電気的にガイドする点にあります。