三陸鉄道の旅を特別な体験へと昇華させる最大の仕掛けが、季節ごとに趣向を凝らした観光列車です。なかでも冬の風物詩として全国的な知名度を誇るのが「こたつ列車」です。
車内に掘りごたつがずらりと並ぶこの列車では、車窓に広がる荒波の冬景色を眺めながら、地元食材を贅沢に使った海鮮弁当を味わえます。道中では岩手沿岸の伝統風俗である「なもみ(鬼の姿をした来訪神)」が車内に突如現れる迫力満点の演出もあり、乗客の歓声と笑顔に包まれます。
大人気企画のため、こたつ列車の予約は例年争奪戦となります。運行日の約1か月前から受付が開始されるため、公式サイトの運行カレンダーや指定券販売窓口(電話予約やWEB受付)のスケジュールを事前に把握しておく段取りが欠かせません。
冬以外のシーズンも、レトロ調のシックな車両を用いた「洋風レトロ列車」やイベント列車が運行され、乗ること自体が旅の主役となる工夫が随所に散りばめられています。