適切な冷却や休息をとったにもかかわらず、「半日〜24時間以上経過しても腫れが一向に引かない」という場合は、泣いたことによる浮腫の範疇を超えているリスクを疑うべきです。
泣いた際に不衛生な手指で目元を激しくこすったことで、黄色ブドウ球菌などの細菌がまぶたの脂腺(マイボーム腺)や毛嚢に侵入し、麦粒腫(ものもらい)や眼瞼炎を発症しているケースが散見されます。まぶたの一部に明確なしこりや圧痛がある、白目が充血している、黄色い目やにが多量に出るといった徴候が見られる場合は、市販薬や冷却で対処しようとせず、速やかに眼科専門医を受診してください。
また、涙とともに鼻を強くかみすぎたことで、眼窩周囲の微細な組織に内圧がかかり、毛細血管が皮下出血を起こしている場合もあります。単なるむくみと感染症・炎症性疾患を冷徹に見分けることが、長期的な目元の美と健康を守る境界線となります。