世界的なインフレと長引く円安は、若者のファッション消費に大きな影を落とした。新品のブランド服が手の届かない価格帯になる一方で、過去のアーカイブや上質な古着への注目度はかつてないほど高まっている。わざわざ都心のセレクトショップへ行かずとも、郊外で良質なアイテムをディグる(探し出す)行為そのものが、エンターテインメントとして消費されているのだ。
特にアメリカやヨーロッパから直接買い付けた80年代〜90年代のストリートウェアや、ミリタリーの実物品が、驚くほど手頃な価格で並ぶ光景は、鎌ヶ谷ならではの日常となりつつある。