インターネットの検索窓に学校名を入力すると候補に現れる「やばい」というネガティブワード。この言葉の背景を調査すると、教育内容の破綻ではなく、サポート校という教育システムの構造的要因と生徒の属性に起因するギャップが浮かび上がってきます。
第1の要因は、費用面に関する心理的ショックです。中央高等学院は単体で高校卒業資格を付与する学校ではなく、通信制高校の学習を支援する「民間教育施設(サポート校)」です。そのため、提携する通信制高校(中央国際高等学校など)の学費と、中央高等学院の手厚い指導料の双方が発生します。一般的な公立高校や単体通信制高校の学費相場を想定して見学に訪れた保護者が、年間総額の提示を受けて「費用が高すぎてやばい」とSNS等で吐露したケースが、言葉の独り歩きを生んでいます。
第2の要因は、生徒層の多様性と学校行事の熱量です。不登校経験者や起立性調節障害を抱える生徒へのケアに特化している一方、教員と生徒の距離が非常に近いアットホームな校風を持っています。これが「居心地が良い温かい環境」と絶賛される一方で、ドライな関係性や自学自習のみを望む生徒にとっては「先生の距離感が近すぎて圧倒される」「イベントのノリが合わない」という違和感につながる側面があります。