宮崎・三之宮峡の現在地|11のトンネルと奇岩群、通行規制を徹底検証

宮崎・三之宮峡の現在地|11のトンネルと奇岩群、通行規制を徹底検証

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三之宮峡の際立った独自性は、大正から昭和初期にかけて木材を搬出するために敷設された森林鉄道(トロッコ道)の廃線跡がそのままハイキングコースとして活用されている点にあります。険しい岩壁を人力とダイナマイトで削り開いたとされる11基の素掘りトンネルは、歩みを進めるごとに光と影のコントラストを描き出し、異世界に迷い込んだかのようなノスタルジーを醸し出します。

コース沿いには、浜の瀬川の激流と侵食作用が数万年をかけて形成した圧巻の奇岩群が点在しています。主な見どころは以下の通りです。

  • 屏風岩(びょうぶいわ):高さ約60メートルにおよぶ巨大な岩壁が川沿いにそそり立ち、視界を圧倒するスケール感を誇ります。
  • 千畳岩(せんじょういわ):川床に広がる平らな巨岩で、かつての人々が涼を求めて憩ったとされる天然のテラスです。
  • 櫓の轟(やぐらのとどろき):轟音とともに白い水飛沫を上げる急流・小滝であり、峡谷内に清涼な水音を響かせています。
  • カエル岩・かっぱ洞窟:自然の造形が生み出したユニークな岩や伝承が残る洞穴で、散策時のアクセントとして親しまれています。

新緑が眩しい初夏から、紅葉が見頃を迎える11月中旬から11月下旬にかけては、ゴツゴツとした岩肌と色鮮やかな木々が織りなす陰影が一層深まり、レンズを向ける絶好のシャッターポイントとなります。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。