影山氏の人間性や芯の強さを知る上で欠かせないのが、生まれ育った故郷の存在です。影山氏の実家と出身地は福島県いわき市にあります。東北屈指の港町であり炭鉱の歴史を持ついわき市で少年時代を過ごした影山氏は、地元の名門・福島県立磐城高校へ進学。その後、国立の難関校である筑波大学へと進みました。
地方の公立進学校から筑波大学を経てトップリーグのプロサッカー選手へと駆け上がった経歴は、影山氏の持つ「泥臭い粘り強さ」と「論理的思考力」の原点です。この文武両道のバックボーンを支えたのは、幼少期の実家での堅実な教育方針でした。
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、故郷のいわき市も激しい揺れと津波、その後の風評被害に見舞われました。当時、ファジアーノ岡山の監督を務めていた影山氏は、遠く離れた岡山から被災した故郷や実家を案じつつ、サッカー人として何ができるかを深く自問自答したと当時の取材で振り返っています。故郷への深い愛着と恩義の念は、現在も地方都市の育成環境整備や指導者派遣事業に対する熱量へとつながっています。