五本指ソックスを導入する際、最もトラブルになりやすいのが「公式戦でのレギュレーション違反」です。セパレートスタイルで試合に出場する場合、国際サッカー評議会(IFAB)が定める競技規則および日本サッカー協会(JFA)の用具規定を厳格に順守しなければなりません。
競技規則第4条(競技者の用具)において、ソックスの上に着用する外部の素材(テーピング、アンクルガード、ソックス止めテープなど)については、「ソックスのテープで覆われる部分、または着用されるカバーと同じ色でなければならない」と明確に規定されています。
つまり、チームの公式ストッキングが「赤」であれば、カーフスリーブも「赤」でなければならず、五本指ソックスとスリーブを繋ぐために足首周りに巻くテーピングやソックスバンドも原則として「同じ赤色」で統一しなければなりません。白や黒のビニールテープで雑に固定してピッチに入ろうとし、審判員からテープの剥離や履き替えを命じられてキックオフに間に合わなくなる事例は、現在も後を絶ちません。
近年では、こうしたルール規制に対応するため、主要メーカーから各クラブのユニフォームカラーに合わせた全十数色の連結用ソックテープやカラーバンドが発売されています。公式戦を控えるプレーヤーは、所属連盟の細則(特に都道府県協会やユース年代の独自基準)を事前に確認し、同色のテーピング材を常にバッグに常備しておくことが鉄則です。