ふたりの歩みを振り返る上で欠かせないのが、兄・はなわが巻き起こした大旋風だ。2000年代初頭、自作の楽曲「佐賀県」が爆発的な大ヒットを記録。独特のベース弾き語りスタイルで一躍、芸能界の第一線へと駆け上がった。
その背中を追うように、弟の塙宣之は相方の土屋伸之と共に「ナイツ」を結成。マセキ芸能社に所属し、浅草の劇場を中心に愚直なまでに漫才の腕を磨き続けた。「兄が先に売れたことへの焦りがなかったと言えば嘘になる」。当時をそう振り返る塙だが、兄の成功は間違いなく彼にとって最大の刺激であり、道標でもあったのだ。