オニツカタイガーの名を世界的なポップカルチャーの頂点へと押し上げた決定打といえば、クエンティティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』 (Kill Bill) を置いて他にない。ユマ・サーマン演じる主人公が身に纏った黄色いトラックスーツと、足元で鮮烈な閃光を放ったイエロー×ブラックのアイコニックなシューズは、映画史だけでなくファッション史にも刻まれる伝説となった。
そのベースとなった MEXICO 66 (メキシコ66) は、1968年のメキシコ五輪に向けて開発されたトレーニングシューズをルーツに持つ。細身でクラシカルなフォルムと、サイドを走るオニツカタイガーストライプ。時代がどれほど移り変わろうとも色褪せないこのタイムレスなデザインは、今も心斎橋店のベストセラーであり続けている。細身のデニムにも、ワイドなスラックスにも、驚くほど自然に溶け込む汎用性の高さが素晴らしい。