諸伏景光の実兄は、長野県警の切れ者警部として知られる諸伏高明です。両親の他界後は別々の家庭に引き取られて育ちましたが、兄弟の情愛は常に続いていました。
殉職した伊達航のロッカーから発見され、後に高明の手元へと送られたのが「弾痕と血痕の残る景光のスマートフォン」でした。銃弾によって貫通したスマホの裏側には、景光が刻んだ降谷零を指す暗号「0」が遺されていました。
高明はその遺品を一目見ただけで、弟が公安警察として命を懸けた任務に就き、誇り高く散っていったことを静かに察知します。多くを語らずとも通じ合う兄弟の絆は、多くの読者の涙を誘いました。