小栗旬と石原さとみのコンビネーションは、日本のテレビドラマ史における屈指のバディ&カップルとして絶大な支持を得ています。人の顔と名前を覚えられない「心因性認識障害」を抱える孤高の起業家・日向と、驚異的な暗記力で彼をサポートする真琴。2人の知性と感情の補完関係が、小気味よいテンポの会話劇を生み出しました。
視聴者の間で語り草となっているのが、最終回直前の空港で繰り広げられた伝説のキスシーンとネクタイの演出です。研究員として海外へ旅立とうとする真琴に対し、不器用な日向が素直な愛を伝える場面で、真琴が日向のネクタイをぐっと引き寄せて交わすキスは、計算された脚本とアドリブ感溢れる演技が融合した珠玉の瞬間でした。この名場面は、その後の続編スペシャルドラマ『リッチマンプアウーマン in ニューヨーク』へと続く2人の深い絆を象徴するカットとして、今なおSNSやランキング企画で上位に選出され続けています。
2人の距離感が徐々に縮まっていく過程には、安易なスキンシップに頼らず、仕事を通じたリスペクトが土台にあるため、大人世代が鑑賞しても胸を打つ説得力を保っています。