膀胱灌流の正しい手順と看護のコツ|トラブルを防ぐ観察ポイント

膀胱灌流の正しい手順と看護のコツ|トラブルを防ぐ観察ポイント

膀胱灌流の正しい手順と看護のコツ|トラブルを防ぐ観察ポイントにまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

安全な施行には、標準化された手技の徹底が欠かせない。まず基本となるのは無菌操作の厳守だ。標準予防策に基づき、手袋やガウンを着用した上で、カテーテル接続部を滅菌消毒する。次に、持続灌流の場合は灌流用3管カテーテルのラインを正しく接続し、滴下速度をコントロールする。間欠的注入の場合は、シリンジを用いた穏やかな注入と自然排液を繰り返すことが原則だ。

ここで看護師が意識すべき最大のコツは、「落差と排液速度のバランス」だ。流出速度が流入速度を下回ると、膀胱過伸展を引き起こし、激しい痛みの原因となる。排液バッグの位置を腰部より十分に低い位置に保ち、重力を活かしたスムーズな流出を維持することが、患者の苦痛を最小限に抑える鍵となる。また、注入時の抵抗感を指先で感知し、無理な加圧を絶対に避ける姿勢が求められる。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。