行動心理学や臨床心理の観点から観察すると、飄々とした人物には特有の内面構造が存在する。彼らは決して無感情なのではなく、感情のセルフモニタリング能力が極めて高い。外部からのストレスやプレッシャーに直面しても、それを感情的に受け止めるのではなく、客観的に観察して受け流すメンタルタフネスを備えている。
また、自己呈示欲求(自分を良く見せたいという欲求)が極めて低い点も特徴的だ。承認欲求のゲームから一歩引いた立ち位置を維持することで、精神的なエネルギーの浪費を防いでいる。この「執着の少なさ」こそが、周囲から「掴みどころがないが、なぜか頼もしい」と思われる最大の要因といえる。