かつて紙のガイドマップやファストパスが主流だった時代は去った。現在のテーマパーク体験は、株式会社オリエンタルランドが導入を推進する「東京ディズニーリゾート・アプリ」を軸に回っている。入園チケットの表示はもちろん、アトラクション待ち時間の確認、レストランの事前オーダーまで、スマホなしでは立ち行かない場面が増えた。
さらに、GPS位置情報を常時稼働させる園内マップ機能や、バックグラウンドでの通知受信もバッテリーを鋭く削り取る。お気に入りのキャラクターとの出会いや美しい風景を4K動画で収めていれば、午後2時には残量20%を切る事態も珍しくない。ウォルト・ディズニー・カンパニーが掲げる「シームレスなデジタル体験」の裏で、来園者のスマホはかつてない高負荷に晒されている。