無意識の行動が、思わぬ形で自身の評価を下げているケースは少なくない。最も警戒すべきは、密室空間における機密情報の漏洩だ。同僚とプロジェクトの進捗やクライアントの社名を口にする行為は、同乗者に競合他社や関係者がいる可能性を考慮していない軽率な振る舞いとして厳しく見なされる。
スマートフォンを注視しながら乗り降りする「歩きスマホ」も重大なマナー違反だ。周囲の歩行速度を落とすだけでなく、接触事故の原因にもなり得る。また、駆け込み乗車や、閉まりかけた扉へ強引に傘や鞄を差し込む行為は安全面でも言語道断である。
混雑時に奥から降りる人がいるにもかかわらず、手前に立つ人が一度外に出る配慮を怠るケースも目立つ。手前にいる場合は一度ステップアウトして通路を空け、奥の人が降りた後に再び乗り直すのが鉄則だ。こうした咄嗟の譲り合いができるかどうかに、個人の人間性が如実に表れる。