「20代後半になったらタレントや女優へシフトするか、静かに表舞台から去る」——長年グラビア界を覆っていたこの固定概念は、完全に過去のものとなった。今や出版各社にとって、30代タレントを起用したグラビア企画は最も手堅く、かつ爆発的な売り上げを期待できる看板コンテンツへと進化を遂げている。
背景にあるのは、出版不況とデジタルの急速な台頭だ。紙の週刊誌が部数を落とす一方で、電子書籍やサブスクリプション型メディアの需要が急拡大。単なる「若さの消費」ではなく、独自のバックボーンや人間的な深みを持つ表現者が求められる時代へと一気にシフトした。