海外の国際映画祭や映画批評家たちの間でも、彼女の名は特別な意味を持ち続けている。かつてヴェネツィア国際映画祭などで絶賛された作品群以降も、安易なグローバル化に流されることなく、作品の純度と表現の深みを最優先にする作品選びを続けてきた。その姿勢が結果として、国外のフィルムメーカーからも高いリスペクトを集める要因となっている。
日本映画が国際舞台で正当に評価されるための鍵は、表層的なエキゾチシズムではなく、人間の根源的な業や愛おしさを描き切る演技力にある。彼女がスクリーン上で体現する複雑な人間像は、言葉の壁を越えて各国の映画ファンに深く届く。彼女の参加そのものが、作品のクオリティを保証する一種の「銘柄」として機能しているのだ。