ラ・ムーを語る上で避けて通れないのが、店舗に併設されたファストフードショップ「PAKU-PAKU」である。大粒のたこ焼きが6個で100円(税込)という衝撃的な価格設定は、他チェーンの追随を許さない。あまりの安さに「何の肉が入っているのか」といった根拠のない都市伝説まで生み出された。
しかし、この100円たこ焼きの秘密は、自社の製粉工場や資材調達ルートを活用した原価抑制と、店内発券機による完全セルフ化の徹底にある。惣菜コーナーで販売される激安弁当や巨大コロッケも同様だ。客寄せパンダとしての役割を果たしつつ、大量生産によって利益を確保するビジネスモデルが確立されている。味の好みこそ分かれるが、安全性に懸念があるわけではない。