物語の舞台は、煤煙たなびく螢光町。廃工場に作られた秘密基地「光クラブ」に集う9人の少年たちは、大人になることを拒絶し、永遠の美しさを手に入れるため機械(ロボット)「ライチ」を開発します。彼らの目的は、町から美しい少女を連れ去り、自分たちだけの理想郷を築くことでした。
ライチの起動により、囚われの美少女・カノンが秘密基地に連れてこられたことから、完璧に見えた少年たちの絶対統制に亀裂が生じ始めます。機械であるはずのライチがカノンとの交流を通じて「心」を育む一方で、人間である少年たちは疑心暗鬼と嫉妬に狂い、血みどろの粛清へと突き進んでいきます。古屋兎丸の緻密で耽美な描線が、エログロ描写の残酷さを際立たせ、唯一無二の背徳的な魅力を生み出しています。