公立文化施設としての公共性と利便性を評価する上で、料金体系と滞在時間に対する満足度は外せない指標です。兵庫県立考古博物館の常設展観覧料は、大人(一般)200円、大学生150円、高校生以下無料という極めて良心的な設定が維持されています。兵庫県が推進する次世代育成支援の方針が明確に反映されており、子育て世帯にとって心理的ハードルが極めて低い点が際立ちます。
さらに、70歳以上の高齢者は半額(100円)、障害者手帳の提示で本人および介助者1名が無料となるなど、減免制度も充実しています。特別展(企画展)開催時には企画内容に応じた特別料金(一般500円〜1,000円前後)が設定されますが、常設展との共通券や各種団体割引を活用することで費用を低く抑えることが可能です。
所要時間に関しては、常設展示室をじっくり鑑賞するだけであれば約1時間30分から2時間が目安となります。ただし、後述する体験学習室での造形活動や、大中遺跡公園に点在する復元住居の散策、隣接する播磨町郷土資料館の見学を含めた場合、滞在時間は容易に3〜4時間を超えます。「サッと立ち寄る通過点」としてではなく、「半日じっくり腰を据えて遊ぶ滞在型スポット」としてスケジュールを組み立てることが推奨されます。