外食業界全体を襲うコストプッシュの波は、ココスの朝食バイキングにも確実に及んでいます。ワンコイン強で楽しめた黎明期から段階的な料金改定が重ねられ、現在の価格水準へと移行しました。
値上げの主な理由は明白です。パン生地に使用される小麦粉や乳製品、ソーセージなどの食肉加工品、さらにはサラダバーを支える生鮮野菜の仕入れ価格が高騰を続けていること。これに加え、早朝時間帯の割増賃金を含む最低賃金の上昇、物流費や光熱費の負担増が重なりました。バイキングという性質上、フードロス対策と十分な品揃えの両立には高度なコスト管理が求められます。
現在の料金設定は、平日の利用促進と週末の混雑緩和を企図した「平日・土日祝の二段階価格」が基本となっています。
一見すると「以前より高くなった」と感じるかもしれませんが、一般的なビジネスホテルの朝食ビュッフェが1,800円から2,500円程度まで高騰している昨今の情勢を考慮すると、税抜1,000円前後のレンジに抑え込んでいる企業努力は評価に値します。