かつてパッケージに各社独自の基準で踊っていた「スーパーウォータープルーフ」という文言は、消費者を惑わせる要因となっていました。現在では国際標準(ISO 16217およびISO 18861)に基づき、日本化粧品工業連合会の自主基準として「UV耐水性」の星表示が義務付けられています。店頭で製品を選ぶ際、この客観的な数値を読み解けない限り、現場での防御力は見込めません。
「UV耐水性★」は40分の水浴後において、「UV耐水性★★」は80分の水浴後においても、塗布直後のSPF値の50%以上を維持できることを公的試験で証明した証です。プールや海水浴、本格的な野外フェスで「落ちない」安心感を求めるのであれば、選択肢は問答無用で「UV耐水性★★」一択となります。しかし、ここでも多くの生活者が誤解を抱えています。「80分耐水」とは、80分間まったく日焼け止めが剥がれないという意味ではなく、「80分水に浸かった後でも当初の半分の防御力は保たれている」という最低ラインの保証に過ぎません。水から上がった後にタオルで体を拭けば、その瞬間に残存していた防御膜の大部分が物理的に拭い去られます。