SNSや知恵袋、長年の特撮ファンコミュニティを調査すると、ライトという役柄が志尊淳の役者人生においていかに異例であり、また革新的なキャラクターであったかが語り継がれています。
スーパー戦隊のレッドといえば、伝統的に「熱血漢」「リーダーシップ」「完璧なヒーロー」がステレオタイプとされてきました。しかし、トッキュウジャーの終盤で明かされたライトたちの正体は、「闇の力によって街ごと飲み込まれ、大人の姿に変えられてしまった小学生の子供たち」でした。志尊淳に課されたのは、「身体は大人の青年だが、精神は小学生の純真さを宿したまま、自らの過去を取り戻すために戦う」という高度な二重構造の芝居です。
放送当時の視聴者反応を振り返ると、物語序盤は「いつも腹ペコでマイペースな風変わりなレッド」と受け止められていたライトが、後半に差し掛かるにつれ「仲間たちを普通の子供に戻し、自分一人だけが闇に飲まれて戦い続ける」という悲壮な決断を下す展開に、大人世代の視聴者からも絶賛の声が相次ぎました。現場関係者の証言でも、「志尊くんはカメラが回っていない時間も子役たちの仕草や目線の動きを徹底的に研究し、無邪気さと切なさを同居させていた」と語られています。
さらに見逃せないのが、トッキュウ4号/ヒカリ役を演じた横浜流星との絆です。当時から互いの演技プランを語り合い、撮影の合間に切磋琢磨した2人は、その後も映画『愛唄 -約束のナクヒト-』や劇場アニメ『バブル』、数々のバラエティ番組で再共演。公の場でも互いを「戦友」と呼び合い、互いの舞台や出演作を観劇し合う姿は、ファンの間で「奇跡の同期関係」として熱い支持を集め続けています。