少女マンガの実写化において、視聴者が最も息をのんで見守ったのが、ヒロイン・吉川菜緒(福原遥)と学年一のイケメン秀才・上原久志(白石隼也)が辿り着いた恋の結末です。高校時代の同居生活を描いたシーズン1では、悪徳不動産屋に騙されて同じ部屋を契約してしまった2人が、家賃を折半するために秘密の共同生活を開始。菜緒の純粋さと上原の不器用な優しさが交錯する中、数々のトラブルや周囲への秘密漏洩の危機を乗り越えていきました。
シーズン1のクライマックスでは、上原の過去の想い人である百合(森絵梨佳)の存在や、菜緒に一途な想いを寄せる幼馴染・篠崎大地(桜田通)との切ない三角関係が加速。最終的には、菜緒が上原への負担を考慮して一度は部屋を出る苦渋の決断を下します。しかし、お互いの存在の大きさを痛感した上原が素直な感情を露わにし、菜緒を引き留めて告白。周囲に公認のカップルとして認められながら、新たな一歩を踏み出す爽やかな幕切れを迎えました。
続くシーズン2『Good Morning Call our campus days』では舞台を大学へと移し、より大人の恋愛観が問われる展開へと進化しました。同じ敷地内の別棟アパートに暮らす菜緒と上原の前に、新たな恋敵が登場。ミステリアスな天才肌の夏目柊(杉野遥亮)や、上原の研究室の先輩である熊埜御堂紗栄子(相楽樹)が加わり、複雑な人間関係の歪みが生まれます。
研究に没頭し将来を見据える上原と、取り残されたような孤独感を抱く菜緒。すれ違いの果てに一度は別れの危機に直面した2人ですが、夏目からの本気の告白や周囲の助言を通じて、菜緒は「上原の重荷になりたくない」という依存から脱却し、自分自身の夢や将来と向き合う覚悟を決めます。最終回では、互いを束縛するのではなく、それぞれの人生の歩みを尊重し合える対等なパートナーとして、確固たる絆を結び直す姿が描かれました。甘い胸キュン描写にとどまらず、若者のアイデンティティ確立を描き切った構成が高く評価されています。