2021年11月1日、PESが自身の公式サイトおよびSNS上に投稿した長文のメッセージは、J-POPの歴史に刻まれた屈指のスキャンダルとして世間を震撼させました。そこには、公式発表とは大きく乖離したPESのリップスライム脱退理由と、2017年9月にすでにグループを離脱し、所属事務所(田辺エージェンシー系のオフィス)を退社していたという衝撃の事実が記されていたのです。
当時、表向きには2018年10月にグループの公式サイトが閉鎖され、メンバーのSUによる女性問題(週刊誌報道による不倫スキャンダル)を機にRIP SLYMEは活動休止に入ったと報道各社から伝えられていました。しかし、裏側で進行していたPESの脱退(2017年)の経緯詳細は、SUの個人的な不祥事とは全く異なるグループ内部の致命的な人間関係の破綻にありました。
PESの公式ステートメントによると、彼は脱退に至る以前からメンバーや運営関係者に対して度重なる対話や関係改善の場を求めていました。しかし、彼からの真摯な申し出はことごとく放置され、業務連絡すら滞る孤立無援の状態へ追い込まれていったとされます。彼がグループを去ることを選んだ決定的な理由は、音楽制作に対する見解の相違などではなく、「これ以上ここに留まれば精神が削られ、人として壊れてしまう」という、極限状態における自己防衛の決断でした。