近年特にカフェや専門店で二大人気を誇る「ニューヨークチーズケーキ」と「バスクチーズケーキ」。見た目も食感も異なるこの2種には、明確な構造上の違いと知られざる歴史が存在します。
ニューヨークチーズケーキ 違いの決まり手
一般的なベイクドとのニューヨークチーズケーキ 違いは「小麦粉の極小化」と「湯煎焼き」にあります。1900年代初頭の米ニューヨークでユダヤ系移民が広めたとされ、小麦粉をつなぎ程度にしか使わず、クリームチーズに加えてサワークリームを大量に配合します。これを湯煎にかけてじっくり火を通すため、焼き色が薄く、中心までクリームのようにねっとりとした超濃厚な仕上がりになります。
バスクチーズケーキ 発祥の真相と独自の加熱理論
一大ブームを巻き起こしたバスクチーズケーキ 発祥の真相は、スペイン・バスク地方のサン・セバスティアンにあるバル「ラ・ヴィーニャ(La Viña)」の看板メニュー「タルト・デ・ケソ」です。現地の料理人が生み出したレシピが観光客やパティシエを通じて世界に拡散しました。
最大の特徴は、220〜250℃という超高温で短時間焼き上げること。あえて表面を焦がすことでカラメルのようなほろ苦いアロマ(メイラード反応)を纏わせ、内部には火を通しすぎずトロリとしたレア感を残します。この「香ばしい苦味×中心の濃厚な甘み」の二重構造こそが、世界を魅了した本質です。