10代後半から20代前半にかけての長澤まさみさんは、まさに「国民的ヒロイン」の代名詞でした。映画界での評価を確立した彼女は、テレビドラマの舞台でも伝説的な名作を次々と生み出していきます。
2005年放送の『ドラゴン桜』(TBS系)では、東大合格を目指す落ちこぼれ高校生・水野直美役を好演。制服姿で見せた等身大の瑞々しい演技は、同世代の若者から絶大な共感を呼びました。さらに同年の映画『タッチ』では、あだち充作品の象徴的ヒロインである浅倉南役に抜擢。「南を実写化できる女優は彼女しかいない」と原作者やファンを唸らせるほどのハマり役となりました。
2006年には、伝説の角川映画を連続ドラマ化した『セーラー服と機関銃』(TBS系)で星泉役として主演。機関銃を乱射した後の「カ・イ・カ・ン」の名セリフとともに、自ら歌唱した同名主題歌もオリコンチャート上位を記録しました。この時期にトレードマークとなった軽やかなショートヘアスタイルは、全国の美容室で「長澤まさみ風ショート」をオーダーする女性が続出する一大ヘアトレンドへと発展しています。
そして2007年、山下智久さんとダブル主演を務めた月9ドラマ『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系)の吉田礼役は、平成学園ラブコメディの金字塔として今もSNSで画像や動画の切り抜きが拡散され続けています。ウエディングドレス姿や高校時代のセーラー服、浴衣姿など、どの瞬間を切り取っても完成された美しさは、放送から約20年が経過した現在でも「平成ドラマ史上、最も可愛いヒロイン」として語り草になっています。