本作の発端となった「警察庁からのノックリスト流出」は、組織の恐るべき情報収集能力と冷酷さを浮き彫りにしました。劇中では、ドイツのBND捜査官「アクアビット」、カナダのCSIS捜査官「スタウト」、アメリカのCIA捜査官「リースリング」が、ジンやコルン、キャンティによって世界各地で瞬時に暗殺されました。
この一連のシークエンスは、安室透(バーボン)や水無怜奈(キール)が常に背中合わせの死線に立たされていることを観客に強烈に印象付けました。キュラソーの脳弓には生まれつき特異な記憶保持能力があり、特定の5色の光を見ることで極限まで記憶力を引き出せるという「生ける記憶媒体」としての特殊体質が、組織内での特異な地位を確立していた理由です。