痒くない赤いブツブツは何の病気?放置Ngな危険サインと見分け方の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
痒みのない発疹を正しく見分けるためには、「発疹の出現部位」「形状・性状」「押したときの反応(消退の有無)」を総合的に照らし合わせることが重要です。臨床現場で頻度の高い代表疾患を以下の比較表に整理しました。
疾患名・病態好発部位・発疹の特徴押した時の変化と危険度編集部の見解・対処方針毛孔性苔癬
(もうこうせいたいせん)二の腕、太もも、臀部。
毛穴に一致した1〜2mmのザラザラした赤褐色・肌色の丘疹。赤みは圧迫でやや薄れる。
【危険度:低】良性角化異常。10〜20代に好発し遺伝的傾向あり。健康被害はないが審美的なケア(角質柔軟剤等)が有効。老人性血管腫
(チェリー血管腫)体幹(胸・お腹・背中)、腕。
1〜5mm程度の鮮紅色〜赤紫色のドーム状に盛り上がった小結節。圧迫しても赤みが完全には消えない。
【危険度:低】良性腫瘍。30代以降に加齢とともに増加。悪性化の懸念はないが、急激な増大時は皮膚科で鑑別を。点状出血・紫斑病
(IgA血管炎など)すね、太もも、足首まわり。
針先大〜数mmの赤紫色の点状斑。隆起する場合と平坦な場合がある。指で押しても赤みが消えない(皮下出血)。
【危険度:中〜高】要精査。血小板減少症や血管炎、凝固異常の疑い。関節痛や腹痛、血尿を伴う場合は直ちに受診が必要。梅毒(第二期・バラ疹)手のひら、足の裏、お腹、背中。
径1〜2cmの淡い紅斑(バラ疹)や赤褐色の丘疹。圧迫すると赤みが一時的に消える。
【危険度:高】感染症法対象。感染後数週間〜数ヶ月で出現し自然消退するが菌は潜伏。手のひら・足底の発疹は決定的な鑑別点。薬疹
(紅斑型・多形紅斑型)体幹から四肢へ左右対称に拡大。
小紅斑や丘疹が融合して広がる。痒みがない場合もある。初期は圧迫で退色。
【危険度:高〜超高】緊急性あり。新規内服薬(市販薬・サプリ含む)開始後1〜3週間で好発。発熱や粘膜びらんを伴う重症型に警戒。