天草エアラインを一躍全国区の知名度に押し上げた伝説的な企画が、1日に運航される全10便すべてに連続搭乗する「1日全便搭乗(乗るだけツアー)」です。
観光地には一切降り立たず、空港でのわずかな折り返し時間の間に次の搭乗手続きを行い、ふたたび同じ機体・同じ乗務員が待つ機内へと戻っていくこの過酷なツアー。一見すると奇抜な企画に見えますが、実際に参加したファンの体験記やSNSの報告では、熱烈な感動の輪が広がっています。
「便を重ねるごとにCAさんやパイロット、空港スタッフとの一体感が生まれる」「10便乗り切った瞬間、スタッフ総出で手作りの搭乗証明書を渡されて涙が出た」といった声が数多く寄せられています。単なる移動手段としての飛行機を、クルーと乗客が空間と時間を共有するエモーショナルな体験空間へと昇華させたこの取り組みは、地方交通マーケティングの金字塔として語り継がれています。