気象庁の速報によると、震源の深さは約30キロ。太平洋プレートが陸側のプレートの下に沈み込む境界で発生した、典型的な海溝型地震とみられる。揺れそのものは北海道根室市などで震度5強を観測したにとどまったが、不気味なのはその「揺れの長さ」だ。
数分間にわたって地響きのような低周波の揺れが続き、高層ビルを大きく揺らす長周期地震動も観測された。「今回の地震は、海底の地殻が非常に広い範囲でゆっくりと、しかし確実にズレ動いたことを示している」と、大学の地震研究所教授は指摘する。この海底の急激な変形こそが、巨大な津波を生み出す元凶となった。