今年、八幡堀を運航する舟運業者たちが一斉に舵を切ったのが、船外機の電動化(EV化)だ。これまで観光客を乗せて水面を滑っていた木造船の一部に、最新の電動モーターが導入された。これにより、エンジンの振動や排気ガスの匂いが劇的に軽減され、乗船者は鳥のさえずりや水が船体を叩く音をダイレクトに感じられるようになった。
「まるで水面を浮遊しているかのような静けさだ」と、東京から訪れた30代の旅行者は語る。このイノベーションは、単なる環境対策にとどまらず、観光体験の質そのものを向上させる一手として、業界内外から高い評価を得ている。