泉里香のキャリアを紐解くと、体型の変遷は彼女の芸能人生そのものと深く連動しています。2002年に女子中学生向けファッション誌『melon』でモデル活動をスタートし、2003年には浜千咲(はまちさき)名義で実写版ドラマ『美少女戦士セーラームーン』の水野亜美/セーラーマーキュリー役に抜擢されました。当時14歳から15歳だった彼女は、手足が長く細身な典型的な美少女であり、まだ大人の女性としての脂肪や乳腺が発達しきっていない成長期の途上にありました。
その後、大学進学や改名を経て、2008年より『Ray』の専属モデルとして本格的な再スタートを切ります。この20代前半の時期は、いわゆる「赤文字系雑誌」の全盛期であり、読者が求める理想像は徹底してスリムで儚げな体型でした。当時の泉里香も過度なボリュームをそぎ落としたプロポーションを維持しており、バストサイズがクローズアップされる機会は皆無でした。
転機が訪れたのは2016年、28歳のときです。『週刊ヤングジャンプ』の表紙・巻頭グラビアに水着姿で登場すると、その完璧なプロポーションが世間に衝撃を与えました。女性ファッション誌の専属モデルでありながら男性誌のグラビアを飾る「モグラ女子」という新たなカルチャーを確立。翌2017年に発表した1st写真集『Rika!』は重版を連発し、ボディメイク界のアイコンとしての地位を確固たるものにしました。この劇的な露出展開こそが、古くからのファンと新規の読者双方に強いギャップを抱かせた発火点でした。