住吉大社の象徴といえば、境内入口に架かる朱塗りの反橋(太鼓橋)です。最大傾斜約48度の急勾配を持つこの橋を渡る行為自体が「神前に進む前の禊(罪や穢れを祓い清めること)」を意味しています。七夕の時期には、青々とした新緑と朱色の反橋、そして風に揺れる笹飾りの短冊が見事なコントラストを描き出し、境内随一のフォトスポットとなります。
さらに七夕参拝とあわせて外せないのが、第一本宮と第二本宮の間を通って鎮座する境内末社「侍者社(おもとしゃ)」です。ここは初代神主である田裳見宿禰(たもみのすくね)とその妻を祀り、古くから「縁結び」「夫婦円満」の霊験あらたかな社として知られています。七夕という「星の巡り合い」の節目に、良縁祈願に訪れる参拝者の列が途切れることはありません。
侍者社では、身代わりとして願いを届けてくれる「おもと人形」の授与を行っており、七夕短冊とセットで祈願を行う参拝スタイルが定番となっています。神域の清らかな空気に包まれながら、心静かに良縁を祈るひとときは、日常の喧騒を忘れさせてくれる格別の体験といえます。