歴史を振り返れば、この不可侵の領域を完全に支配した怪童たちがいた。その筆頭が、世界のホームラン王・王貞治である。一本足打法から放たれる弾丸ライナーで2度の三冠王を獲得し、相手バッテリーを恐怖のどん底に叩き落とした。
そして、このタイトルを語る上で絶対に外せない孤高の天才が落合博満だ。史上唯一となる「通算3度」の打撃三冠王獲得。ロッテオリオンズ時代、神がかり的なバットコントロールと独自の打撃理論でパ・リーグを蹂躙した姿は、今なお語り草となっている。「三冠王は狙って獲るもの」。その言葉通りに結果を叩き出した凄みは、昭和プロ野球史の最高傑作と言っても過言ではない。