手紙の冒頭に添える時候の挨拶は、カレンダーの日付だけでなく、二十四節気の移り変わりに合わせるのが伝統的な手紙のマナーです。月ごとの代表的な表現と使うべき適期を押さえておきましょう。
【6月(初夏・向暑)】
梅雨の走りと本格的な雨の季節、そして初夏の訪れを感じる時期です。
- 向暑の候(こうしょのこう):6月全般。夏に向かって次第に暑くなる時期に使えます。
- 入梅の候(にゅうばいのこう):6月上旬〜中旬(梅雨入り頃)。
- 初夏の候(しょかのこう):6月上旬〜下旬。爽やかな初夏の気配を伝える表現です。
【7月(盛夏・仲夏)】
梅雨が明け、本格的な猛暑がやってくる季節です。
- 盛夏の候(せいかのこう):7月上旬〜下旬。梅雨明け後の真夏の厳しい暑さを表します。
- 猛暑の候(もうしょのこう):7月中旬〜8月上旬。連日猛暑が続く頃に最適です。
- 大暑の候(たいしょのこう):7月下旬(二十四節気「大暑」の頃)。
【8月(晩夏・初秋)】
暦の上では立秋(8月7日頃)を境に秋を迎えるため、上旬と中旬以降で選ぶ言葉が大きく変わります。
- 残暑の候(ざんしょのこう):8月7日頃(立秋)以降〜8月下旬。
- 晩夏の候(ばんかのこう):8月中旬〜8月下旬。夏の終わりを感じる時期に用います。
- 立秋の候(りっしゅうのこう):8月7日頃〜8月中旬。暦の上で秋を迎えた挨拶です。