外出先でのテザリング接続に関して、ゲームコミュニティやSNS上では日々多くの検証報告と悲鳴が飛び交っています。実態として、プレイヤーたちはどのような環境でプレイし、どこに限界を感じているのでしょうか。現場の生の声と通信挙動を多角的に分析しました。
特にプレイヤー人口の多い『スプラトゥーン3』や『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』などのリアルタイム対戦アクションにおいて、5chの通信環境スレッドやX(旧Twitter)では次のような声が定常的に寄せられています。
「新幹線の移動中にテザリングでバンカラマッチに潜ったら、トンネルに入るたびに即死級のラグが発生し、味方に大迷惑をかけてペナルティ(通信切断による一時参加制限)を受けた」「アンテナ4本立っているドコモ回線のテザリングなのに、NATタイプがD判定になって部屋にすら入れない」といった投稿は、テザリング対戦の難しさを象徴しています。
編集部が実機を用いて行った通信パケット検証によると、ゲームプレイ中における「Switchテザリング通信量ギガ消費」自体は極めて軽量であることが判明しています。実測値として、スプラトゥーン3の対戦で消費されるデータ量は1試合(約5分)あたり10〜15MB程度、1時間連続で対戦を続けてもおよそ120MB〜150MB前後に収まります。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の1対1対戦であれば1時間で50〜80MB程度と、YouTubeで高画質動画を数分視聴するよりもはるかに少ないパケットしか消費しません。
では、なぜ「テザリングはギガが減る」「すぐ制限にかかる」と言われるのか。その正体は、ゲームプレイそのものではなく、Switch本体がバックグラウンドで開始する「ソフトの自動更新データ」および「本体機能の更新」です。ギガを節約しているつもりでも、外出先でテザリングを掴んだ瞬間に大型アップデート(1GB〜5GB規模)が自動で走り始め、気づかないうちにスマートフォンの月間データ上限を使い切ってしまうという惨劇が多発しています。テザリング運用時は、本体設定の「設定」>「本体」>「ソフトの自動更新」をあらかじめOFFにしておくことが鉄則です。